Q.
冷却に時間がかかる、あるいは過冷却になってしまう
A.
ラディアントウォーマーや保育器の加温装置がoffになっているかどうかを確認する。冷却マットレスが20℃前後に冷却されているかどうか確認し、児とマットレスとの接触面積が最大になるよう調整する.マットレスと児の間にはビニール袋やラップフィルムのみとし、タオルや布など熱伝導が悪くなるものは挟まないようにする。冷却開始後10分間で明らかな深部体温低下が認められない場合には,マットレスの温度を10℃を下限に調整する。ひとたび深部体温が順調に下がり始めると,通常30-45分程度で目標である33-34℃に到達する.体温低下に勢いがつき,一気に33℃以下に過冷却されることが多いため(アンダーシュート)、深部体温が35℃に達した段階で,マットレスの設定温度を上げてアンダーシュートを防ぐようにする。マットレスの温度設定の変更を繰り返しても体温低下が続き,過冷却が危惧される場合は,一度マットレス温度設定を30℃程度に上げてみる。なるべくラディアントウォーマーでの急速加温は避ける。